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【サウナの種類と特徴を徹底解説】|初心者から上級者までの選び方

  • 執筆者の写真: ijuin3939
    ijuin3939
  • 6月30日
  • 読了時間: 9分

サウナ」と聞いて思い浮かべるものは、人によって驚くほど異なります。


カラカラに乾いた高温のドライサウナ、しっとりとした湿度のあるスチームサウナ、ロウリュの熱波を浴びるフィンランド式、自然と一体になれる薪サウナ。


最近では都市部のサウナ施設だけでなく、アウトドア型やテント式のサウナも人気を集めており、その楽しみ方は多様化の一途をたどっています。


しかし、それぞれのサウナがどのように異なり、どんな効果が期待できるのかを正しく理解している方は案外少ないかもしれません。


「汗をかけば全部一緒」と思っていませんか?


実際には温度・湿度・加熱方法・設置場所などによって、体感温度も発汗作用もリラックス効果もまるで異なります。


本記事では、サウナ初心者からこだわり派まで、すべての方に向けて「サウナの種類」とその特徴を徹底解説します。


それぞれの魅力や違いを知ることで、サウナの楽しみ方がより深まり、自分に合ったスタイルを見つけやすくなるはずです。


ぜひ最後までお読みください。


代表的なサウナの種類と特徴

ここでは代表的なサウナの種類と特徴を紹介します。


  1. ドライサウナ(高温低湿)

  2. フィンランド式サウナ(ロウリュ)

  3. スチームサウナ・ミストサウナ


①ドライサウナ(高温低湿)


日本国内のスーパー銭湯やスポーツジムでよく見かけるのが、このドライサウナです。


一般的には室温が90〜100℃と高く、湿度は10〜20%程度とかなり乾燥した空間が特徴です。


ベンチに腰掛けてじっくりと身体を温めるタイプで、汗が玉のように出てくる感覚が心地よく、「いかにもサウナらしい」体験をしたい人に人気です。


一方で、乾燥しているぶん肌や呼吸器に刺激を感じることもあるため、サウナ初心者や肌が敏感な方には少しハードルが高いと感じられるかもしれません。


その場合は、水分補給をこまめに行いながら、短めの滞在を意識すると無理なく楽しめます。


ドライサウナは「しっかり汗をかいてデトックスしたい」「高温で身体を温めたい」という方におすすめの種類です。


②フィンランド式サウナ(ロウリュ)


サウナの本場・フィンランドで主流なのが、このフィンランド式サウナです。


大きな特徴は、サウナストーブの上に置かれた熱したサウナストーンに水をかけて蒸気(ロウリュ)を発生させ、室内の湿度を一時的に高めることです。


この熱波が体を包み込み、じんわりと発汗を促してくれます。


温度設定は80〜90℃程度が一般的ですが、ロウリュによって湿度が加わることで体感温度は高くなり、まるで熱波に包まれるような感覚になります。


最近ではこのロウリュをスタッフが一斉に送る「アウフグース」などの演出も人気を集めており、イベントとして楽しむ人も増えています。


乾燥しすぎない環境で発汗しやすいため、ドライサウナよりも快適に感じる人が多く、初心者からベテランまで広く支持されています。


③スチームサウナ・ミストサウナ


スチームサウナやミストサウナは、湿度が非常に高く、体への負担が少ないのが特徴です。


室温は40〜50℃とサウナとしては低めですが、湿度が100%近いため、体感温度は想像以上にしっかりしています。


蒸気によって肌の水分が保たれやすく、乾燥しにくいため、美容目的で利用する人も多いです。


また、呼吸がしやすく、喉や鼻が潤うため、ドライサウナでは息苦しさを感じる方にも向いています。


リラックス効果や血行促進といった健康面のメリットも得られやすく、女性向けスパやホテルの浴場などでもよく導入されています。


リラックスしたい方、肌への優しさを重視する方にぴったりのサウナです。


加熱方式による分類とその違い

以下では、加熱方式による分類とその違いを紹介します。


  1. 電気サウナ

  2. 薪サウナ

  3. ガス・遠赤外線タイプ


①電気サウナ


現代の都市型サウナ施設で最も多く導入されているのが、電気ストーブを使った電気サウナです。


室内の温度を一定に保ちやすく、メンテナンスも比較的簡単なため、商業施設では標準的な方式となっています。


加熱の速さや温度調整のしやすさも大きな魅力で、ドライサウナやロウリュにも対応可能なモデルが多くなっています。


一方で、電気による加熱は“火”の揺らぎや薪の香りといった感覚的な心地よさにはやや欠けることがあります。


それでも安定性・清潔さ・安全性を兼ね備えていることから、誰でも安心して楽しめる万能型のサウナと言えるでしょう。


②薪サウナ


自然の中でサウナを楽しむ「アウトドアサウナ」ブームの火付け役でもある薪サウナは、文字通り薪を燃やして熱を生み出す方式です。


ストーブの火の揺らぎや、木がはぜる音、薪の香りなど、五感すべてで“サウナに入っている”実感を味わえるのが最大の魅力です。


温度や湿度の管理は繊細で、均一性には欠けますが、その“ゆらぎ”こそが薪サウナの良さとも言えます。


ロウリュとの相性も良く、セルフロウリュを楽しめる施設も多いです。


手間がかかる分、圧倒的な没入感が得られるため、サウナ愛好家には根強い人気があります。


③ガス・遠赤外線タイプ


一部の業務用施設では、ガス式や遠赤外線を用いたサウナも導入されています。


これらは立ち上がりが早く、広い空間でも均一に温められるのが特徴で、特にスーパー銭湯や大規模スパ施設に多く見られます。


ガス式は強力な火力による加熱が可能で、室温が比較的高く保たれやすい傾向にあります。


また、遠赤外線は身体の芯からじっくりと温めてくれるため、短時間でも効果を感じやすいとされています。


ただし、ロウリュとの組み合わせは難しく、湿度面ではやや物足りなさを感じるかもしれません。利便性重視のサウナタイプと言えるでしょう。


設置場所ごとのバリエーション


本章では、設置ごとのバリエーションについてご紹介します。


  1. 室内サウナ

  2. テントサウナ

  3. 屋外常設型サウナ(サウナ小屋など)


①室内サウナ


商業施設や温浴施設に併設されているのが一般的な「室内サウナ」は、天候や季節を問わず安定したコンディションで利用できるのが特徴です。


室内にあることで遮音性・保温性にも優れ、温度・湿度のコントロールがしやすいため、利用者にとって安心感があります。


また、着替えやシャワー、水風呂、休憩スペースなどが整っている施設が多く、トータルで快適な“ととのい体験”がしやすい環境にあります。


特別な準備も不要なため、サウナ初心者にとっては最もハードルが低く、気軽に通えるのも魅力です。


②テントサウナ


近年アウトドア需要の高まりとともに人気が急上昇しているのが「テントサウナ」です。


キャンプ場や川辺など、自然の中にテントを設営し、薪ストーブなどを使って内部を温めるタイプで、設置の自由度が高いのが最大のメリットです。


自分たちで火を起こし、温度を調整し、自然の川や湖で水風呂代わりにクールダウンする。


こうした“野性味あふれる体験”は、室内サウナとはまったく違った非日常感を味わえます。


一方で、準備や安全管理に注意が必要なため、初心者はガイド付きのプランから始めるのが安心です。


③屋外常設型サウナ(サウナ小屋など)


自然の中に常設された「サウナ小屋」タイプも人気を集めています。


薪サウナが多く、ウッドデッキやウィスキング(白樺などで体を叩くリチュアル)など、フィンランドの伝統文化を取り入れた施設もあります。


四季の移ろいを感じながら、静かな環境で自分と向き合える時間を持てるのが最大の魅力です。


近年ではグランピング施設やリゾートホテルでも導入されており、プライベート空間でゆったりとサウナを楽しむスタイルが定着しつつあります。


水風呂も川や湖を活用した天然ものが多く、サウナーにとっては理想的な“外気浴ループ”を味わえる環境です。


初心者におすすめのサウナとは?


ここでは初心者にお勧めのサウナについて紹介します。


  1. 無理なく入れる温度と湿度

  2. 施設の清潔さと休憩スペースの充実

  3. 料金・混雑状況・初心者対応


①無理なく入れる温度と湿度


サウナ初心者にとって最も大切なのは、「無理のない環境でサウナに慣れること」です。


高温すぎたり、湿度が極端に低い空間では、逆に体にストレスを感じてしまい、サウナに対して苦手意識が生まれかねません。


最初は温度が80〜90℃程度、湿度が高めのフィンランド式やミストサウナなどが適しています。


これらのサウナは体感温度がマイルドで、発汗しやすく、気持ちよさを感じやすい環境にあります。


短時間での「軽めの1セット」を数回行い、自分の体調と相談しながらサウナ習慣を身につけるとよいでしょう。


②施設の清潔さと休憩スペースの充実


初心者にとって、安心して過ごせる環境は非常に重要です。


施設が清潔であること、水風呂の温度が適切であること、そして何より「ととのう」ための外気浴スペースが整っていることが、サウナ体験の質を大きく左右します。


特に近年では、リクライニングチェアやハンモックなどを設置して、休憩時間の快適性を重視する施設も増えています。


サウナ→水風呂→休憩という3ステップが自然に循環できるレイアウトかどうかは、施設選びのポイントとしてぜひ押さえておきたい点です。


③料金・混雑状況・初心者対応


最後に、料金や混雑度、スタッフの対応など、通いやすさも大切な判断材料です。


初めてのサウナ体験は、余計なストレスがないことが何より大事です。


リーズナブルな価格設定で、混雑しすぎていない時間帯を狙える施設なら、落ち着いてサウナを楽しめるでしょう。


また、初心者向けのガイド表示があったり、サウナの入り方を丁寧に教えてくれるスタッフがいる施設は、初体験でも安心して入れます。


「わからないけど聞けない」という不安をなくすことが、サウナを習慣にするうえでの第一歩です。


自分に合ったサウナから、最高の“ととのい”を


今回は、さまざまなサウナの種類とそれぞれの特徴・魅力についてご紹介しました。


ひとことで「サウナ」と言っても、温度や湿度、加熱方式、設置環境によって体感は大きく異なります。


だからこそ、自分の目的や体調、その日の気分に合ったサウナを選ぶことで、より深いリラックスと心地よい“ととのい”を得ることができます。


ドライサウナで一気に発汗するのも良し。


フィンランド式のロウリュでじんわり温まるのも良し。


自然と一体になる薪サウナやテントサウナで非日常を味わうのもまた、サウナの醍醐味です。


大切なのは、「こうでなければいけない」という枠にとらわれず、自分にフィットするサウナスタイルを見つけること。


そうすることで、日々のストレスや疲労と自然に向き合い、整えていける“習慣”へとつながります。


スパサウナでは、さまざまなサウナの魅力を発信しながら、“本当に心と体がととのう体験”を提供することを目指しています。


「どんなサウナが自分に合っているかわからない」「まずは体験してみたい」──そんな方に向けて、見学や体験のご相談も承っております。


ぜひ一度、あなた自身の“ととのい方”を探しに、スパサウナにお越しください。

 
 
 

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